今どきのアプリケーションに漏れず、GrooveにもやはりSDKが提供されていてカスタマイズすることができます。 GrooveはデスクトップアプリケーションなのにそのAPIはWebサービスで提供されています。ちょっと変わっていますね。 どんなことができるの?GrooveはWorkspace毎にWindowを表示します。通常、ひとつのProjectにひとつのWorkspaceを作成し、そしてユーザーは普段はそのひとつのWorkspaceにしばらく滞在して作業を行うことになるのでこのインタフェースに問題はありません。しかし、マネージャの場合、時には複数のSpaceを横断しながら各Projectの状況を確認したりする必要があることがあります。その時に、都度SpaceのWindowを開いたり閉じたりするのは少し面倒ですよね?複数のSpaceのフォルダを一覧できるエクスプローラがあれば便利だと思うかもしれません。GrooveのAPIにアクセスすればそのような追加のアプリケーションを作成することができます。 また、WebサービスのAPIはリモートからの接続もできるので少し無理をすればMac用のUIを作成するのも不可能ではないかもしれません。更にその気になれば標準とは別にまったく新しいUIに置き換えることもできるかもしれません。まあ、そんなことは誰もしませんが… アプリケーションの本質はAPIで定義されているここでお伝えしたいのは、私たちは普段、画面上に現れたそのユーザーインタフェースを見てそのアプリケーションを認識していますが、それはアプリケーションのほんの一面であり、言ってみればサンプルインタフェースのようなものだということです。表面に隠れた裏側こそが、海面下の氷山のように本当の姿なので、見誤らないように注意が必要ですね。 もちろん、これはGrooveに限った話しではないです。Grooveに限ってみれば、Grooveのユーザーインタフェースを見て、「これはWebアプリケーションではないのでダメだ!」のような烙印を押す人が中にはいるかもしれません。ついステレオタイプで事を判断してしまうのは私たちの良くない癖ですよね。GrooveのAPIはWebサービスで提供されているので、それを見れば、これはWebアプリケーションではないとは簡単に区別はできないのです。 結論いずれにしても、Grooveはあまり使われていないのでそのカスタマイズ要件も多くはありません。というか、ほぼ無いに等しいかもしれません。でもまあ、それはちょっともったいないかなと、そうゆうお話でした;; ツールを上辺だけで判断しないでプラットフォームとして考えるようにすると、いろいろ展開できておもしろいことができるかもしれないですよというお話でした。 さて、次はどこへ行きましょうか… それではまた。
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