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Grooveと他の情報共有ツールはなにが違うのか?

2012/04/30 1:53 に shima hirofumi が投稿   [ 2012/04/30 6:02 に更新しました ]

情報共有のためのツールと言ったら何を思い浮かべますか?大きな会社ならサーバールームにSharePointを設置するでしょう。サーバーを管理できる人が居なかったり、面倒だったりするならOffice365のようなクラウドサービスが使えます。では、Grooveはどこに登場するのでしょう?

Grooveを選択するシーン

サーバーを設置できないシナリオがあります。たとえば、スタピはフリーのデベロッパです。同じようなメンバーが集まってプロジェクトを組むことになりました。さてサーバーをどこに設置して誰が管理しますか?(誰が費用を負担しますか?)をすぐには簡単に決められない場合がありますよね。その集まりが今後も続くかどうかわからない、責任者もはっきりしない寄せ集め状態で何かをスタートしなければならないときはあるのです。
 
 クラウドにも利用できないシナリオがあります。そのデータはどこにありますか?それは誰のものですか?その場所は信用できますか?それを保証できますか?こうるさい質問を次々に投げかけてくる相手を納得させるのはとても骨が折れることです。そもそも要求されているのは納得できる答えではないのですから答えようはありません。を考えるのは時間の無駄です。あきらめてクラウドが常識になる明後日まで待ちましょう。

 そして、サーバーは設置できない。クラウドも利用できない。両方の制約がそろうときも実際にあるのです。そんなとき、Grooveは最有力候補です。逆に言えば、それ以外でGrooveが必要条件になることはないかもしれません。 

Grooveの長所かもしれない特徴

Grooveには他のツールにないメリットもあります。 Grooveはデスクトップアプリケーションなのであたり前にドラッグアンドドロップができます。Webアプリもずいぶん進歩したとはいえまだまだ使いやすさには格段の差があります。

それからプロジェクトを開始するのもとても簡単です。ワークスペースを作成してそれを共有したいメンバーに連絡するだけです。アクセス権限を細かく設定したりできないというのは、それをしなくても良いという意味です。権限の委譲とかわけのわからないことを理解しなくても使い始めることができます。利用者が本来の作業を行う前にツールの学習にコストがかかるのは困ったことですよね。事前準備に時間がかかりすぎて何も始まらないのもよくあるよくないパターンです。

Grooveは誰でも直観的に使えます。最小の準備ですぐに使えるようになるのはGrooveの美点です。

通信はデフォルトで暗号化されます。最近のクラウドサービスはSSLが使えるのでこれは差別化にはならないかもしれません。しかし、Grooveにはセキュリティ上の利点がもうひとつあります。サーバーがないというのはそこをハックされる心配がありません。中央を破壊されたときの被害は甚大ですから、その防止対策も高価になります。原子力発電所の事故を考えるとわかりやすいですよね。ただし、一方パソコンの盗難には弱いです。

集権がいいか分権がいいか?は難しい選択で、その気持ちはいつも行ったり来たりして決着することはありません。あなたはどちらが好きですか?

このように、Grooveは実はすごく良くできる子なんです。なのに、ほぼいらない子。不遇ですね。
もし、皆さんが買うパソコンに最初からそれがインストールされていたとしたら、もしかするともっと活躍して伸びる子だったかもしれません。レイ・オジーさんがMicrosoft社に何を期待していたのかを聞いてみたいです。
 
さて、今日はGrooveの弱点はお話ししませんでした。それはまた明日...
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