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わが家には3匹の猫がいる。 2021年3月、サイクリングから戻ってきて、庭に野良猫がいるのをみつけた。 ときどき夜に家のまわりで発見されていたキジトラに違いない。 キャンプの残りの焼き鳥の缶詰が勝手口にあるのを思い出して、手に開けて読んでみた。 すると、みゃあみゃあと鳴きながら、池の上の橋を渡って寄ってきた。 妻が台所からささみの缶詰ももってきてそれもペロリと食べた。 なんてかわいいんだ!しばらく、勝手口横に止めた車の下に隠れてこちらを警戒しながら座っている。 よほどお腹が空いているらしい。痩せていて小さいので、まだ子猫かもしれないと妻と話した。

急いでドラッグストアに猫の餌を買いに行き、帰る途中で道路脇をひょこひょこどこかへ走っていくのを見た。 もしかするとまた来くるかもしれないと、勝手口に皿に餌を入れて置いてみた。 次の朝、餌がきれいになくなっていた。まだ、家の周りにいたらしく、餌を足すと、恐る恐る勝手口に入ってきた。 次の日、雨が降っていて、夕方まで勝手口の棚の上で寝ているのを見たが、いつのまにかいなくなっていた。 もしかしたら居つくかもしれないと、勝手口に段ボールで囲んで洗面器で寝床を作ってみた。

次の日の朝、台所で妻が騒いでいるのでいってみると、なんと子猫2匹が一緒にいた。 覗くと、か細い声でシャーと威嚇している。まだ雨が降っていたが、2匹つれて引っ越してきたらしい。 後で聞いた話では、500mほど離れた近所の家の納屋の2階でこどもを産んだらしい。 途中の家の人が、朝、雨の中を2匹をつれて歩いていく母猫を見たそうだ。 以来3匹は我が家にいる。小さかった母猫はかなりデブった。兄弟はまだときどき一緒にじゃれている。

今では、猫中心の生活になってしまった。夫婦で遠くへ旅行に行くことができなくなった。 会話の90%は猫のことだ。今日はどこで寝ているかとか。トラがコタになにかしたとか。 ほんとにどうでもいいこと。意味のないそんなことしか話さない。

この猫たちはどうして我が家にやってきたのだろう? たまたまの偶然が重なっただけに過ぎない。 たまたまがなければ居なかった猫があたり前のようにいるのが不思議に思う。 人間は勝手なもので何か意味があるように思ってしまう。 なんの意味もないということはないだろう。 10年後、母猫はまだ生きているだろうか?これから3匹はどうなっていくのか?それはまだわからない。 我が家は安全な引っ越し先となったのだろうか?